KIDS

乙一原作の傷KIZ/KIDSが映画になったとかいったので見に行ってみた。
 
原作じゃ主人公が小学生位の子どもだったけど、映画じゃ玉木宏小池徹平が主演だとか言う。
さすがにこの内容を子どもにやらせるには難しいけどどうなるんだろうとか思いながら見た
 
正直な感想、ちょっと無理やりだったような。
やっぱりこれは大人よりも子どもだった方が話がスムーズに行った様な気がする
個人的には原作の方が好きかなぁ。これもこれで良いけど。
 
あと演者にストーリーが負けてる気がした。
演者目当ての人にはそれで良いのかも知れないけど。

というか異様に変な演出が多かった。
橋の上の事故のシーンで逃げ惑う人々を演出したかったんだろうけど、
あれじゃまるでゾンビだよなぁとか思った。
 
エキストラの子どもの演技云々は目を瞑るにしても出てくるタイミングやセリフが
現実離れしているようなものばっかりだったり。
 
もう少し役者に回すお金を絞って演出とか凝っても良かったんじゃないのかなぁとか思った
この監督の前作である君にしか聞こえないがあまりにも良かったために期待しすぎてたかも。
 
まぁでも数十ページの短編の原作をここまで広げたってのは結構すごいと思う。
それに乙一の作品は心的描写が異様に多くて細かいから映像化は難しいんだろうなぁ。
死にぞこないの青も今年の夏頃に映画化されるとか言ってるのでそれもどうなるんだろうか・・・
 
とりあえず楽しみにしておこう。まだ随分と時間もあるんだし。